コロナ禍の影響でECサイトが躍進する一方、実店舗が売り上げを落としていることがニュースでも取り上げられています。
しかしECサイトとは異なり、実物を手にとって直接確かめることができるのが実店舗の強み。また「空間体験」「買い物体験」ができるのも、ECサイトにはない魅力です。
ただしそれでも売れる店舗と、そうではない店舗があるのは事実。
その鍵は、店舗のレイアウトにあります。
今回は、外出制限も解かれて人出が戻りつつある今だからこそ見直したい、店舗のレイアウトについてご紹介します。
■店舗レイアウトの2つの基本とは?
店舗レイアウトを考える上では、基本となる2つのポイントがあります。
まず1つは動線計画、もう1つはデザインによるショップイメージの構築です。
動線計画については業種により差異はありますが、共通しているのはお客さまの動線とスタッフの動線を交差させないこと。さらにスタッフ動線は可能な限りコンパクトにして、効率的に作業を行えると理想的です。
反対にお客さま動線は長く設定するのが鉄則。
ショッピングモールに行くと、エスカレーターで2階に上がったところ、ぐるりと半周歩かないと3階に向かうエスカレーターに乗れないことがありますよね。
しかしその間に必然的に周囲のショップが目に入り、集客につながるという仕組みになっています。
このように動線を長くすると、おのずと目に入ってくる商品が増え、滞在時間が長くなり、お客さまの興味や好奇心をくすぐり、購買につながるのです。
もう1つのショップイメージの重要性については、以前のブログでVMDについて(ビジュアル・マーチャンダイジング)解説しておりますので、こちらもあわせてご覧ください。
■「売れない店舗」は何が悪い? 理由を分析!
一方で売れない店舗は何が問題になっているのか、分析してみましょう。
大半のケースはやはり動線計画に難が見られます。
通路が狭く歩きづらかったり、行き止まりがあったり、店内を回遊しにくいというのが共通項。
無理に動線を長くしようとするあまり複雑なルートをつくってしまい、居心地が悪いという印象を抱かせてしまうケースも要注意です。
また通路から店舗を見た時、お客さまに対して視覚に訴えるデザインの工夫がないのも減点対象。
何を売っている店なのかお客さまに伝わらないだけでなく、見たいと思わせる陳列になっていない、ということも多々あります。
動線計画も商品陳列も、突き詰めればレイアウト。
レイアウトが機能的・視覚的に上手にできていないと、売れるものも売れなくなってしまうのです。
■ズバリ、「売れる店舗」のレイアウトとは?
一方、「売れる店舗」では、ご紹介したような動線計画に加え、商品の視認性を高める工夫をしています。
たとえば商品の陳列面積を増やすことは、その好例。同じ商品を複数並べて陳列するのも効果的です。
一度に陳列する商品量が増えることで在庫切れを防止できるメリットもあり、一押し商品をアピールする上で一石二鳥の手法です。
また売りたい商品は中央に配置するのもおすすめです。
統計的にも中央に置かれた商品が最もお客様の注目を集めます。
中央を見たあとは正面から見て右から左に視線が流れるものなので、アピールしたい商品の優先順位に即して、柔軟にレイアウトを変えるとよいでしょう。
■「売れる店舗」のレイアウトデザインなら、アクトにお任せください!
滋賀県大津市のアクトは、アパレルを中心に飲食店や雑貨店やヘアサロン、商業施設など年間30〜40件の店舗内装を手がけており、豊富な実績から、業種や面積にあった最適な動線・デザインをご提案いたします。
設計時は3Dによりわかりやすくプレゼンテーション。予算配分から完成後のメンテナンスまできめ細やかなサポート体制を整えています。
店舗のレイアウトを変えて現状を打開したい、とお考えのオーナー様は、お気軽にお問い合わせください!