店舗照明でおしゃれで魅力的な空間に!効果と注意点をご紹介!

画家が絵を描く上で最大の命題が「光」であったように、空間デザインにおいても「光」は素材や動線計画と同じくらい大切です。

インテリアを生かすも殺すも照明計画次第、というのがこの業界の定説。

今回は、店舗の内装デザインをよりおしゃれで魅力的にしてくれる照明計画についてご紹介します。




■店舗照明による効果とは?



照明の工夫により、店内内装の雰囲気ががらりと変わるだけでなく、商品の見栄えも良くなります。業界内では照明デザインで売り上げが3倍変わる、という声も。


もちろんむやみに照明をたくさん取り付けて明るくすればよい、というものではありません。

例えば日中オープンしている店舗なら、自然光とのバランスと合わせて照明計画を立てることが重要です。

一方、昼間・夜間と営業している飲食店などは、昼間は自然光を活かす照明計画にして、夜は間接照明などで趣を出すと、昼間と夜のギャップが演出できて、昼も夜も通いたくなる店舗にすることも可能です。




■店舗照明に重要な「ライティング・テクニック」とは?



店舗デザインに効果的に照明を取り入れるには、まずは店舗のコンセプトをしっかり固め、ライティング・テクニックでいっそうの効果をねらいましょう。


店舗において重要なのは、間接照明の使い分け

間接照明とは、光を壁や天井に向かって当てて、反射した光で空間を照らす照明のことです。直接光を対象物にあてる照明に比べると、明るさは劣りますが、光がやわらかくなり味わいが出るので、落ち着いた雰囲気を出したい飲食店や、リラックスが求められるエステや美容室などで効果的です。



さらには色みの使い分けを。たとえば飲食店ならば、オレンジや赤系の光は料理に温かみを添え、さらに美味しく見える効果があります。一方でNGなのは青色の冷ややかな光。食べ物のシズル感が半減してしまいます。




■内装材の反射率に合わせた照明計画



素材とのマッチングも、大切な要素です。素材はそれぞれ光の当たり具合=反射率が異なります。たとえば木材や塗り壁は反射率が低いのでやわらかな雰囲気に。一方で白のクロスや大理石、ガラスなどは、光の反射率が高く華やかな雰囲気やモダンなイメージをつくれます。


したがって、美容室の照明といってもひと括りに考えるのではなく、リラックス重視の店舗の場合は木や塗り壁などを、高級感を出したい場合は大理石やガラスなどを用いて、その素材感を引き立てる照明計画を立てるとよいでしょう。




■お店のコンセプトに合わせた照明計画を



照明の雰囲気が店舗のコンセプトに合っていないと、魅力が損なわれてしまいます。

照明計画を考える際は、くれぐれも店舗のコンセプトとすりあわせることをお忘れなく。


また照明は、取り付ける場所や光源の種類、色温度、演色性などの違いが、その店舗特有の個性を生み出します。

照明器具のカテゴリーだけでも、ペンダントライト、壁付けのブラケット、埋め込み式のダウンライト、フットライト、スタンド、シーリングタイプなどさまざまな選択肢があり、非常に専門性の高い分野です。さらには配線など電気工事や設備計画とも絡んでくるため、必ずプロに依頼することをおすすめします。


滋賀県大津市のアクトは、アパレルを中心に飲食店や雑貨店やヘアサロン、商業施設など年間30〜40件の店舗内装を手がけており、トレンドを抑えつつ、個性を表現したデザインができるのが強みです。


照明デザインにも長けており、通常は別途、照明デザイナーを入れるところ、自社で一貫して照明計画も手掛けています。そのため内装デザインと照明計画との乖離がなく、内装・照明たがいに相乗効果を生む質の高いデザインが可能になります。

照明を見直すだけでも店舗の雰囲気は変わるので、現状を変えたいとお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。